歯科で使われる金属

歯科治療では、いろいろな金属が使われます。
口の中で白く見えても、その白い部分の下や歯根の中に埋め込む土台は金属が使われている場合が多いのです。
また、インプラントや入れ歯や矯正用装置の一部にも金属が使われています。

詰め物

インレー、アマルガムなどの詰め物

被せ物

クラウン、ブリッジ、陶材焼付冠(メタルボンド)などの被せ物

骨に埋め込む部分

メタルコアなどの土台やインプラントで骨に埋め込む部分

入れ歯のフレームや引っ掛ける部分など

入れ歯のフレームや引っ掛ける部分など

金属の種類

金属種類区分使用材料特徴
銀合金保険詰め物、土台小児のインレー、メタルコア
金銀パラジウム合金保険詰め物、被せ物クラウン、ブリッジ、メタルコア、硬質レジン冠などの白い歯、入れ歯の維持装置など
高カラット白金加金自費詰め物、土台、被せ物インレー、クラウン、ブリッジ、メタルコア、入れ歯の維持装置および床など
陶材焼き付け用合金自費詰め物陶材焼付冠(メタルボンド)などの白い歯
コバルト・クロム合金自費入れ歯入れ歯の床やクラスプなど
ニッケル・クロム合金保険入れ歯入れ歯の床やクラスプなど
チタン合金自費入れ歯入れ歯の床やインプラントの骨に入れる土台など

当医院で使用している金属は、自費の金属は生体に配慮して最も金の含有量が多い高カラット白金加金を使用しています。
また、保険で使用する金属は、専門家の間で非常に安全で評価の高いメーカーの材料を選んで使用しております。
高カラットとは、金や白金がの割合が著しく高く、金や白金以外の金属(銀や銅)がとても少ないものをいいます。

金属の被せ物(クラウン)や詰め物(インレー)の材料

金属種類区分使用材料特徴
パラインレー保険金12%銀の詰め物と呼ばれているもの
金12%を含みパラジウムが成分の大部分を占めます
ゴールドインレー自費金75%以上金75%以上のものを使う
最も安定している
当医院では、金83%以上の20K(20カラット以上)のものや高カラットの白金加金を使います
パラクラウン保険金12%銀歯と呼ばれているもの
金12%を含みパラジウムが成分の大部分を占めます
ゴールドクラウン自費金75%以上金歯とも呼ばれている
金75%以上のものを使う
最も安定している
当医院では、金83%以上の20K(20カラット以上)のものや高カラットの白金加金を使います

ゴールドインレーは、白い詰め物に比べてしっかりと歯との隙間も無く、耐久性に優れ安定したものです。
残念ながら、ゴールドインレーに勝るものが無いのが現状です。
ゴールドは、あらゆる材料の中で安定していて良いものであることが分かっています。

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